日本政策金融公庫による「実質無利子・無担保」の融資制度について、条件等の詳細が一部発表されました。
コロナによる業績悪化が深刻でない業種の方でも、本制度を活用して融資を受け、キャッシュを手厚くしておくのも良いかと思います。
次の方は是非ご覧ください。
・飲食業・宿泊業など新型コロナにより業績悪化の影響を受けている方
・新型コロナの影響をさほど受けていない方でも無利子・無担保融資に興味のある方(特に個人事業主の方は融資受けやすいです)
・今後の事業展開のために低金利で融資を受けたい方
【日本政策金融公庫による実質無利子・無担保融資制度】
実質無利子(当初3年間限定)・無担保での融資制度が公表されました。本制度は業種の制限がなく、またコロナの影響をさほど受けていない方でも要件に該当する可能性があるので、幅広い業種の方が本制度の利用を検討しているのが実態のようです。
無利子・無担保で融資を受けるには2段階の判定が必要です。
1.日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」に該当すること
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
(P7をご参照ください)
2.上記1に該当したうえ、さらに特別利子補給制度の要件に該当すること
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
(P8をご参照ください。小規模要件の「従業員」の定義はまだ公表されていないとのことでした)
上記の2つの要件を満たせば、当初3年間は実質無利子で融資を受けることができます。
実際には利子補給制度ですので、まずは通常通り利息を支払い、その後で利息分を受け取れるという流れになると思われます。何か月後に入金されるかは現時点で不明との回答でした。
また、無利子の期間は当初3年間限りですので、その期間が終わったら繰上返済することも可能とのことでした(ただし所定の手数料は通常時と同様にかかるとのこと)。
特に小規模要件に該当する個人事業主の方はどこかの月の売上が前年比で5%減少していれば利子補給制度の要件にも該当することになりそうですので、幅広い業種からの問い合わせが日本政策金融公庫にあるようです。