業務改善助成金

こんにちは。
今回は国の事業の助成金の紹介です。
業務改善助成金というもので、事業場内で最も低い賃金を30円以上引き上げ、生産性向上に資する設備投資等を行った場合にその設備投資等にかかった費用の一部を助成する制度です。
 
 申請対象事業者は次の通りです。

・中小企業・小規模事業者であること
・事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が30円以内であること
・解雇、賃金引き下げなどの不交付事由がないこと

ですので、北海道の最低賃金は現在、920円ですので950円未満の賃金の方がいる場合は使えるということになります。また、申請単位は事業場ごとですので、例えば本社Aと工場Bがある場合、本社Aと工場Bの分を別々に申請することとなります。

対象となる設備投資等とは、機械設備、POSシステム等の導入や人材育成に係る研修、経営コンサルティング費用等です。パソコンや自動車は対象とはなりません。
※特例事業者の生産量要件、物価高騰等要件に該当する場合は、自動車やパソコンも対象となります。

 特例事業者の要件は以下の通りです。

 ①賃金要件:申請事業場の事業場内最低賃金が920円未満である事業者
 ②生産量要件:売上高や生産量などの事業活動を示す指標の直近3か月の月平均値が前年、前々年または3年前の同じ月に比べて15%以上減少している事業者
 ③物価高騰など要件:原材料費の高騰など社会的・経済的環境の変化等の外的要因により、申請前3か月間のうち任意の1ヶ月の利益率が3%ポイント以上低下している事業者

この助成金の事例としては宿泊業を営んでいる事業者がおにぎり作りや食器洗浄、炊飯をマンパワーで行っており、客席にオーダーを取りに行き、オーダーを厨房に伝え戻るのに時間がかかっていましたが、おにぎり製造機や食器洗い機、自動炊飯器、QRコードオーダーシステムを導入したことにより効率化を図れたという事例があります。
この他にも事例は沢山ありますので下記参考HPより生産性向上のヒント集をご覧ください。

特例事業者に該当するか否か等弊社でもお手伝いさせて頂けることもあるかと思いますので、ご興味ございましたらご連絡お待ちしております。

参考HP

厚生労働省HP 業務改善助成金
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03.html
生産性向上のヒント集
https://www.mhlw.go.jp/content/000935075.pdf

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